朝起きると喉が痛い、あなたはそんなことがありませんか?
睡眠中に口呼吸をしている場合、喉が痛くなったりイガイガしたりすることが増えます。口呼吸による舌根沈下が原因で、睡眠時無呼吸症候群やいびきに悩んでいる人は、喉の痛みにも悩まされることが多くあります。
では、なぜ喉が痛くなるのか?その仕組みをご存知ですか?
痛みは炎症が原因
喉が痛くなる原因は、炎症です。細菌やウイルスによるものや、喉を酷使し過ぎることによるものなど様々な炎症が痛みになります。
鼻からの呼吸は、鼻毛のフィルターが人体に有害なものの多くを取り除いてくれます。しかし、口からの呼吸ではそのようなフィルターがないので外部から細菌やウイルスが直接入り込みます。
そのように入ってきた有害なものは、喉などの粘膜にある線毛が活動することでうまく体の外に出してくれます。このような動きを線毛運動といいます。外部からの細菌やウイルスを防ぐときに、この線毛運動が重要な役割を果たします。
でも、線毛があまり働きなくなってしまう状況があります。
空気の温度と乾燥
線毛はどんな状況下でも活動できるわけではありません。低温と乾燥には弱いのです。
外部から冷たい空気や乾燥した空気が入ってくると、繊毛の動きが低下します。低温の環境下では、血管が収縮してしまうため活発に行動できなくなるのです。
また乾燥により粘膜が乾き、活動が抑制されるためです。
喉を温めたり、加湿器で湿度を保ったりするのは、線毛がしっかりと働ける環境を作るのに有効です。
口呼吸
睡眠中に口呼吸をしている場合、冷たい空気や乾燥した空気がダイレクトに喉に入ってくるので、非常に喉に悪いです。細菌やウイルスを外に出す線毛の働きが低下するために病気にもかかりやすくなってしまいます。
さらに、口呼吸の場合、舌の付け根が気道に落ち込む「舌根沈下」という状態になりやすくなります。睡眠時無呼吸症候群やうるさいいびきの原因になってしまいます。
『口呼吸でも喉がイガイガしにくくなる方法。』で書いたような方法で、喉が痛くなりにくくすることもできますが、一番は口呼吸を鼻呼吸にすることです。
「イムニタスマスク」や「ネルネル」といった市販のグッズがその手助けをしてくれます。また「あいうべ体操」で口周りの筋肉をつけることでも、口呼吸を鼻呼吸にしやすくできます。
まとめ
・喉の痛みを引き起こす原因は、炎症。
・炎症が起こらないようにするには、喉の粘膜の線毛の働きが重要。
・線毛に活発に働いてもらうためには、冷気と乾燥に要注意。
・口呼吸を鼻呼吸にすることで、喉の乾燥などを効率的に防ぐことが可能。

