自分の子供は、自分を犠牲にしてでも守りたい。そう思う親は多いと思います。
いびきや睡眠時無呼吸症候群の症状や疑いのある妊婦さんは、一度病院でしっかりを検査をしてもらった方がいいです。
なぜなら『睡眠時無呼吸症候群の危険さの原因は、この2つ』でも書いたように、睡眠時無呼吸症候群は私たちに人間にとって重要な「酸素」に直接影響を与えるからです。
赤ちゃんへのリスクを考える
私たち人間は、1日何も食べないくらいでは死にません。
しかしたった3分ほど酸素を吸えないだけで、脳に重大な障害をきたします。それくらい酸素は重要なのです。
大きないびきや睡眠時無呼吸症候群は、気道の閉塞など酸素吸入に何らかの障害があって起こります。
つまり酸素の吸入量が正常な人よりも少ない、ということです。
妊婦が酸素不足になれば、その影響は当然お腹の中の赤ちゃんにも及びます。
胎児にとっても酸素は重要
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病、睡眠障害などの様々な合併症を伴います。
これは酸素不足の影響が根本にあり、そこから派生的に起こるリスクです。
ではお腹の中の赤ちゃんにとっては、どうなのでしょうか?
細胞の修復や分裂には、酸素と栄養が必要です。
胎児は1つの受精卵から細胞分裂を繰り返して大きくなります。人生で最も活発に細胞分裂を繰り返す時期です。
その時期に酸素が不足すると成長が遅れるだけでなく、どこかに影響が出てくる危険性も十分に考えられます。
赤ちゃんは、私たち大人よりも身体が小さいです。ということは、ほんの少しのことでも大きな影響を受けるのです。
私たち大人は、大きないびきや睡眠時無呼吸の症状に気づいたとしても、あまり積極的に治そうという意識は持ちません。
それは骨折などと違って、すぐに影響が出るものではないからです。
でも身体の大きな私たちが大丈夫でも、身体の小さな胎児には重大な影響が出る可能性が十分あるのです。
親として赤ちゃんへのリスクは、減らしておくに越したことはありません。
CPAP療法を選択するときの注意点
睡眠時無呼吸症候群の治療というと、真っ先に出てくるのがCPAP(シーパップ)療法です。
CPAP療法は、強制的に体内に酸素を送り込むので、酸素不足はほぼ確実に解消してくれます。
しかし、無条件でCPAP療法を選択するのはどうかと思います。
CPAP療法でよく取り上げられるデメリットは、費用と対処療法と違和感です。
費用については、保険適用で月5000円ほど、それと毎月の通院が必要になります。お金については、子供のためならいくらでも我慢できる範囲ではないかと思います。
さらにCPAP療法は対処療法なので、いくら続けても完治はしません。これもとりあえず胎児が生まれるまでと考えれば、ほとんど問題はないでしょう。
しかし、違和感については注意が必要です。
CPAP着用の不快感とうるさい送風音、喉の渇きなどが理由で、「熟睡できない」という声をCPAP利用者からよく聞きます。
いくら酸素不足が解消されたとしても、寝不足になってしまっては元も子もありません。
治療方法はCPAPだけではない
睡眠時無呼吸症候群や大きないびきは、すぐに治るものではありません。
妊娠する前に時間をかけてある程度症状を改善することは可能ですが、すでに妊娠してしまっている場合はできることをするしかありません。
CPAPを使用してみて違和感などがないのであれば、妊娠中はCPAPを使用することが1番安全ではないかと思います。
しかし違和感からくる寝不足などで母体に影響が出るのであれば、再度使用を検討が必要があります。
そんなときに睡眠時無呼吸症候群の程度によっては、市販グッズなどの使用で問題が解決できる場合もあります。
選択肢の一つとして頭に入れておくとよいです。
世の中にはかなり多くの、いびきや睡眠時無呼吸用の市販グッズがあります。
『原因別の市販グッズの比較』を参考にしてみるとよいでしょう。

