脂肪はどのように分解されるのか?
余分な脂肪を分解することが健康的なダイエットだと「筋肉と脂肪」で書きました。でも脂肪ってどのように分解されるのでしょうか?そもそも脂肪とは、どのようなものなのでしょうか?
脂肪の種類は大きく4つ
一括りに「脂肪」「脂肪」と言われますが、脂肪は大きく分けて以下の4種類があります。
(1)脂肪酸
(2)中性脂肪
(3)コレステロール
(4)リン脂質
(1)と(2)はエネルギーとして、(3)と(4)は体を構築する材料として使われます。
それぞれの脂肪について少し説明します。脂肪酸は、エネルギーとして使われます。中性脂肪は、脂肪酸とグリセリンが結合したものです。コレステロールは、細胞膜やホルモンを作る材料になります。リン脂質は、細胞膜を作る材料になります。
4種類ありますが、9割ほどが中性脂肪です。
中性脂肪の分解
「血糖値と満腹感」では、人間の満腹感は血糖値によってコントロールされていることを書きました。運動などでエネルギーを消費すると血糖値が下がります。血糖値が下がるとそれを元に戻そうとするグルカゴンというホルモンが働きます。グルカゴンは、脂肪分解酵素のリパーゼに中性脂肪を分解するように指令を出します。中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解して血糖値を上げます。脂肪酸を使用することで活動に必要なエネルギーを確保するのです。
これが、脂肪が燃えるということです。余分な脂肪が分解されれば、痩せてより健康な身体になります。
運動をしてもなかなか痩せない
「人間が動く仕組み」では食べながら痩せるしかないことを書きました。車を走らせるには、エネルギーが必要なのと同じように、人間が動くためには必ずエネルギーが必要です。そのエネルギーは食べ物から摂取しますが、余った分は脂肪として身体に蓄えられます。それをいかに分解するかが重要になります。
運動でエネルギーを使用しても痩せにくい人は血中に糖がある状態で運動をしているのかもしれません。血中に糖があれば、基本的にはそれを先に燃やしてエネルギーを作り出します。炭水化物をたくさん食べた後の運動は、摂取した糖を消費してから中性脂肪を分解することになるので、痩せにくいです。
ではどうすれば痩せやすいのか?
効率よく痩せる
先ほどの論理から言うと、血中に糖がない状態で運動をすれば脂肪をエネルギーに分解できるので、痩せやすいことになります。ではお腹がペコペコで運動をするのかというとそれは危険です。またお腹がペコペコの状態が多くあると、より多くのエネルギー源を確保しようと、脂肪を蓄えやすい身体になってしまいます。食事の3〜4時間後の少しお腹が減ったかなぁというような状態での運動が一番効率的に脂肪を燃やすことができます。
まとめ
・脂肪は、脂肪酸、中性脂肪、コレステロール、リン脂質の4種類。
・その中でも中性脂肪が9割を占める。
・運動前にたくさん食べると痩せにくい。
・食事3〜4時間後くらいの運動が良い。
・極度の空腹状態を作ると、脂肪を蓄えやすい身体になる。

