満腹感はどのように感じるかご存知ですか?
「人間が動く仕組み」では食べることの必要性について書きました。では人間は食べることをどのように管理しているのでしょうか?
今までに一度くらいは「もう食べられない」「食べ過ぎて気持ち悪い」という状態になったことがあるのではないでしょうか?またそれとは逆に、「こんなに食べているのに、満腹にならない」という経験をしたことはないでしょうか?
単にたくさん食べたからといって、人間は満腹感を感じるわけではありません。人間の脳が満腹だと感じるとき、そこには血糖値が関係しています。
血糖値とは
血糖値
血液内に存在するブドウ糖の濃度
人間の食欲を調整しているのは、満腹中枢と摂食中枢です。これらは「血糖」の刺激により働きます。食物を食べて血糖値が高くなると満腹中枢が食欲を抑えるよう信号を出し、長時間何も食べないでいると血糖値が低くなると摂食中枢が食欲を促します。このように人間の食欲は調整されています。
甘いものは別腹
甘いものやブドウ糖の元となる炭水化物を食べることは、血糖値を上げて満腹感を得ることに繋がります。お菓子などは、少量で血糖値を上げられるので食べる量が減って良いように感じるかもしれません。しかし、急激に血糖値が上がるとインスリンというホルモンが働き、血糖値を下げます。そうすると満腹感が感じられず、いくらでも食べられる状態になります。
甘いもののドカ食いや、当分の多いビールなどのアルコールを飲んだときに、気づかぬうちにかなり沢山食べているなんてことはよくあります。これが「甘いものは別腹」と言われる理由です。またビールもカロリーがないし、水分だから太らないなんて思っている方がいるかもしれません(私は思っていました)が、ビールを飲むことで血糖値が上がりインスリンが働き、必要以上に食べてしまうことが太る原因です。
消費エネルギー以上に食べた分は、当然身体に蓄えられてその分太ります…。
血糖値を急に上げないために
食べ物を食べると血糖値が上がります。これはどうしようもないことですが、急に上げないことがかなり重要です。急激に上がることでインスリンも強く働き、食欲のバランスが崩れてしまうのです。ではどうすれば良いのでしょうか?
方法はいくつかありますが、簡単な方法は、食べる順番を変えること、よく噛んで食べること、ゆっくり食べることなどです。
野菜→タンパク質→炭水化物と食べることで、血糖がゆっくり上がります。また内臓が温まるために消化も良くなります。食べ物を食べてから満腹を感じるまでには、多少時間が必要なので、ゆっくりと噛んで食べることでしっかりとした満腹感を感じることができます。これにより、食べ過ぎて余ったエネルギーが身体に蓄えられて太ることが少なくなります。
まとめ
・血糖値によって満腹や空腹を感じる。
・急激に血糖値が上昇するとインスリンの働きにより、血糖値が下げられ満腹感がよくわからなくなる。
・食べる順番を考えること、よく噛んで食べること、ゆっくり食べることで、急な血糖値の上昇を防ぐことができる。
・余計に食べ過ぎなければ、そこまで太らない。

