あなたはなぜ睡眠時無呼吸症候群SASやいびきを治したいのですか?
「妻にいびきがうるさいと言われたから」「旅行の時に友人に迷惑をかけるから」「TVなどで睡眠時無呼吸症候群による事故が取り上げられていて怖いから」など解決したい様々な目標があると思います。
でもそれは本当の目標でしょうか??
目標の錯覚
本当の目標や当初の目標は、自分自身でも気づかない、もしくは別のものにすり替わってしまうことが多いです。
例えば、仕事をすることの目標の1つに「お金が欲しい」という思いがあります。でもこれは本当の目標ではありません。この場合は、お金の先にある欲しい家電の購入、贅沢な海外旅行、美味しい料理を食べることなどが、本当の目標です。
贅沢な旅行がしたい→お金が必要→仕事をする流れで行動が起こっているはずなのに、いつの間にか最初の目標が消えて、「お金が欲しい」が目標だと錯覚してしまうことがよくあります。
このような状況は、睡眠時無呼吸症候群SASやいびきの改善の場合でもよく起こります。
本来の目標とは
では、睡眠時無呼吸症候群SASやいびきを治療することの本当の目標とはなんでしょうか?
それは、「健康」です。
大半の人間は、健康で暮らしたいと思っているのではないでしょうか?私もどうせ生きているなら健康に日々を暮らしたいと思っています。寝たきりや病院暮らしはできれば避けたいです。
妻にどれだけ言われても、自分自身に健康への不安が無ければ、行動を起こしません。起こしたとしても長続きはしません。
本来の目標を意識すると変わること
「健康」という本来の目標が自分の意識から消えて、「いびきを治す」だけが目標として残ってしまうことが本当によくあります。もしそうなってしまうと、モチベーションが続かなくなったり、自分自身の行動の判断ができなくなったりします。
睡眠時無呼吸症候群SASやいびきの治療は基本的に長期間に及びます(→『決してすぐには治りません』)。その中で「なんでこんなことをしているのだっけ?」という思いがふと頭をよぎることが必ずあります。そのときに「健康」という本来の目標が頭にないと、「めんどくさいからやめよ」となってしまいます。
また本来の目標である「健康」を意識していると、散歩をするときにも「足を高く上げて歩いた方が効果的」といった自分なりの工夫も出てきます。もし「いびきを治す」しか意識していないと、散歩っていびきの改善とは関係ないよな、なんて考えに至ってしまい行動の範囲が狭まります。
「健康」という目標で自分自身の行動を判断できることは、「いびきを治す」ことにも良い影響を及ぼします。自分の身体はいろんな部分で繋がっています。
目の前の目標と本来の目標を交互に見る
本来の目標はすぐに達成されるわけではありません。かなり先の目標です。
『治療を続けるための秘訣』『治療を始めるときに気をつける2つのこと』では、先を見過ぎないで、目の前のことを毎日クリアしていくことが物事を長く続けるコツだというふうに書いています。
もしかしたら矛盾しているじゃないかとお思いになった方もおられるかもしれません。しかし、普段は目の前の目標にコツコツ取り組み、時々先の目標もしっかり意識するということで矛盾はしません。アップとズームを適宜使い分けるような感覚です。
物事を一方からだけしか見ないでいると本質を見失います。木しか見ていないとそこが林や森だということに気づきません。でも初めに森だけしか見ないと、広すぎてそこに入って冒険する気も起きません。視点の切り替えが大事なのです。

