みなさんは医者や病院を100%信用していますか? 私は、100%は信用していません。医者は一人の人間で、病院はその医者の集まりだと思っています。人間が行うことで「絶対」はありえません。
大企業のごまかしや、政治家のお金のごまかし、多くの部分で「信用」が崩れてきている時代です。医者が勧めたことでも、すべては自分自身に返ってきます。「あの人が悪い」から、「あの人に責任がある」なんて言ったところで、何かあった時に実際に被害を受けるのは自分です。
大きさに惑わされない
私たちは、大きな組織や建物、病院を信用してしまう傾向があります。それらは、長年の実績の積み上げで成長してきているので基本的には信用できます。しかし、無条件で信用してしまうのは問題です。その病院の歴史は長くても、経営者や従業員は変わっています。経営者や従業員次第で、組織は一変します。
インターネットができ、IT化が進み、時代が大きく変わっているにも関わらず、今までと全く同じやり方をしているところもあります。変化や向上心があまり見られないところも多々あります。
大きな病院は、多くの患者を診察しなければなりません。必然的に待ち時間が長くなり、診察時間が短くなります。多くの従業員がいるので、利益を確保するために1時間あたりに何人診察しなければならないかも大体決まっています。一人の診察に長時間はかけられない状態なのです。1時間待ったのに診察時間は5分という経験を誰もがしているはずです。
小さな病院では、従業員が少ないので大きな利益の確保の必要がなくなります。大きな病院よりは診察に時間がかけられたり、融通が利いたりします。しかし、経験や実例などが少ないというデメリットもあります。
つまり大きな病院だからいい、小さな病院だからいいという判断は、信用度を図る上ではほぼ関係がありません。
では何を見て判断すればいいのでしょうか?
医者個人を見る
大きな病院でも小さな病院でも、診察してくれるのは一人の医者です。病院という組織は全体の方向性や決まりを管理しますが、最終的に診察をしてくれるのは、「医者個人」です。
「あの病院の医者はすごく優秀だ」と言われている病院であっても、その病院の医者全員が優秀だということは絶対にありません。その噂を作っているのは、その病院に属する特定の医者です。世間が。その「特定の医者への評価」を「病院への評価」と広げて解釈しているだけなのです。
これは気づかないうちによく起こる誤解です。例えば「日本人は礼儀正しい」というような場合も、日本人全員が礼儀正しいということは100%ありえません。「組織」として見てしまうと間違った判断を下してしまう確率が高くなります。「医者個人」を見て信用度を判断しましょう。
でも医者個人のどこを見て判断すればよいのでしょうか?
原因を私たちの目線で説明してくれるか
医者は、毎日たくさんの患者の診察をします。次々こなさなければなりません。そして自分の診察結果には自信を持っています。医者によっては、「自分の判断は絶対で、素人の私たちの意見などほぼ意味がない」と考えている方も存在します。
そのような医者は必ず態度に出ます。例えば「あなたは睡眠時無呼吸症候群ですね。CPAP治療で様子を見ましょうか」というような感じで自分の結論を伝えるだけで、詳しい原因などは何も伝えてくれない場合です。これは例えですが、多くの診察をこなさなければならないので、原因などを詳しく説明することをなるべく省略するのです。患者目線ではなく自分目線でしか物事を見ていません。
選択肢を示してくれるか
結論を一つに断定してくる医者にも注意が必要です。治療方法をどうするか、の選択権は、最終的には私たちにあります。睡眠時無呼吸症候群だとしてもそれを治療するかしないかは、医者が判断することではありません。極端な話、お酒を我慢して完治するかも分からない治療にお金と時間を使うのは嫌だと自分が判断したのであれば、治療しなくてもよいのです。
それを医者によっては、「治療をしないのは悪だ」とでも言わんばかりに結論を強要してくる場合があります。このような医者に当たった場合は、
『CPAP治療が増えている理由』にも書いたように、裏事情がある場合もありますので、自分なりにしっかりと判断してください。
改善方法をしっかりと明示してくれるか
病気が起こる場合、それには必ず原因があります。そしてその原因にもさらに原因があります。例えば舌根沈下が原因で睡眠時無呼吸症候群になっている場合、その舌根沈下にも原因があります。
「あなたは舌根沈下が原因で睡眠時無呼吸症候群になっています。この舌根沈下は、口周りの筋肉の低下によって起こっているので、口周りの筋肉を向上させれば睡眠時無呼吸症候群が治る可能性が高いです。筋肉向上にはあいうべ体操が有効です。」
このように病気の原因、その原因の解消の手段まで丁寧にわかりやすく説明してくれる医者であれば、かなり信用できます。もし自主的にそこまで説明してくれない場合は、説明を求めましょう。医者は病気の専門家です。私たち一般人が知らない知識や経験をたくさん持っています。お金を払っているのですから、自分から積極的に情報をもらいましょう。
疑いの心を持って観察する
治療において信用できる病院や医者の選択は、効果に大きな影響を与えます。人を心から信用しましょう!という考え方が少し崩れてきた現代。心の隅に疑いの心を持って、「信用度」を判断していくことが痛い目を見ないためのポイントなのかもしれません。

