友人との泊まり旅行で、大きないびきを指摘されて恥ずかしい思いをした。
女性でそのような経験をされた方は、実は意外といるのではないでしょうか?
いつも旦那のうるさいいびきを聞いているだけに、自分が指摘されるとより恥ずかしく感じてしまうのかもしれません。
基本的に女性は男性に比べていびきをかきにくいです。
でも、実際にはどれくらい違いがあるのでしょうか?
男性と女性のいびきをかく割合
インターネットで、男性と女性のいびきの割合を調べると「男性:女性=2:1」という数字が出てきます。
睡眠時無呼吸症候群についても、全体の約8割が男性で、残りの約2割が女性といった比率が出ています。
いろんなサイトがありますが大体この割合になっているます。また自分の周りのいびきの人の割合を見ても、それくらいになっているのである程度の信頼性はあると思います。
しかし、歳をとっていくとその割合が「男性:女性=1.5:1」になってきます。
この割合の変化の原因は、いびきをかく男性が減ったか、いびきをかく女性が増えたかのどちらかです。
私は高齢の女性の方のいびきの話をよく耳にするので、おそらく後者のいびきをかく女性が増えたからだと考えます。
女性は恥ずかしがって真実を言わないことを考えると、もしかしたらいびきをかく女性の割合が高いのではないかとも思っています。
なぜ加齢と共にいびきをかく女性が増えるのか?
上記の私の仮定が正しいとすると、女性は加齢と共にいびきをかく人が増えます。
多くの若い女性はいびきをかきませんが、40~50代の更年期を迎える頃からいびきをかく女性が増えてきます。
この理由を調べていると、「女性ホルモン」の存在がかなり大きいことに行き着きます。
女性と男性の大きな違いは、子供を産めるかどうかということです。そのため女性は、女性ホルモンの影響を大きく受けます。
でも女性ホルモンはいびきとどのように密接に関係しているのでしょうか?
女性ホルモンがいびきに与える影響
まず大きないびきをかく原因のほぼ大半は、気道が閉塞されるからです。このいびきの原因は、男性も女性も変わりません。
つまり空気の通り道が狭くなるので、そこで空気が渋滞していびきになるのです。
この気道の閉塞がひどくなって、一時的に完全に閉じてしまうと睡眠時無呼吸症候群になります。
『睡眠時無呼吸症候群といびきの原因と治療方法』を読むと、大体の原因がつかめるので一度目を通すことをおすすめします。
気道を確保する女性ホルモン(プロゲステロン)
女性ホルモンの一つにプロゲステロン(日本語名:黄体ホルモン)があります。
このプロゲステロンは、妊娠に大きく影響を与えるホルモンで10代後半〜40代前半に多く分泌されます。
プロゲステロンは、筋肉にハリを与える効果があり気道をしっかりと確保してくれる働きがあります。
若い女性がいびきをかきにくいのは、このプロゲステロンの影響です。
加齢による女性ホルモン(プロゲステロン)の減少
歳をとってくると、プロゲステロンが若い頃に比べてほとんど分泌されなくなります。プロゲステロンの分泌の減少は、閉経を迎える更年期にかけて起こるのです。
これは年齢と共に確実に起こる現象で、避けて通ることはできません。
今までは多少肥満気味だったとしても、女性ホルモン(プロゲステロン)の働きのおかげで気道が確保されていました。
しかし高齢によりプロゲステロンの働きがなくなってくると、途端に気道が閉鎖されやすくなります。
これが女性が歳をとると、急に大きないびきをかくようになる原因です。
また若い頃は基礎代謝が高いので脂肪が燃えやすく、さらに活動的なために肥満になりにくいです。
しかし歳をとると膝や腰の痛みなどで、そもそもの活動量が減る上に、基礎代謝も落ちるため肥満にもなりやすくなります。
このように女性ホルモンに関する様々な原因が、高齢の女性のいびきや睡眠時無呼吸症候群を助長します。
自分に合ったいびき対策を知る
高齢になると共に増加する大きないびきや睡眠時無呼吸症候群の対策には、どのようなものがあるのでしょうか?
いつくかのサイトで答えを探していると、次のような様々ないびき対策が見つかります。
・ダイエットをする
・口呼吸をやめて鼻呼吸にする
・口周りの体操で筋肉をつける
・枕などの寝具を自分に合ったものにする
・横向きに寝る
ある意味全部正解で全部やればいいのですが、それはかなり大変なことです。
自分に合ったいびき対策を見るけることが、初めの一歩だと思います。
自分のいびきの原因を知る
今までの説明から考えると、加齢によって大きないびきになった女性は、今まであった女性ホルモンの援助が途切れたことによっていびきが発生していると考えられます。
ということは、女性ホルモン(プロゲステロン)が減少したことによって起こった身体の変化を元に戻してあげれば、今まで通りいびきは解消されます。
例えば、太ってしまったのならダイエットで痩せればいいし、口呼吸になってしまったのであれば筋肉をつけて鼻呼吸に戻せばいいのです。
このように自分のいびきの原因に検討がついているのといないのでは、いびき解消の対策に取り組む姿勢が全然違ってきます。
おすすめのいびき対策は、運動と摂生と対策グッズ
先ほど歳をとったことで発症した大きないびきや無呼吸症候群の対策は、個人差があると言いました。
しかしそのほぼ大半が、次の2つの原因によるものです。
・肥満
・口周りの筋肉の低下
女性ホルモン(プロゲステロン)のカバーがなくなって、影響を受けるのはほぼこの2つです。
このいびきの原因を解消するには、運動と摂取カロリーの摂生、市販のいびきや無呼吸対策グッズを使ったサポートが一番効率的です。
運動と摂取カロリーの摂生
女性ホルモン(プロゲステロン)の減少による肥満を解消する対策は、運動と摂取カロリーの摂生です。
「昔は少し運動してダイエットすれば、すぐ痩せたのに」と思う方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
若い頃は女性ホルモンの影響と、高い基礎代謝があったためにそのように痩せやすかったのですが、歳をとるとそうはいきません。
基礎代謝が低く、女性ホルモンの影響もほとんどありません。
肥満を解消するには、消費カロリーを増やして、摂取カロリーを減らすしかありません。
でも単純そうに見えてそれが一番難しかったりします。
いきなり張り切りすぎる必要はありません。少しずつでもいいので継続することを意識しましょう。朝ちょっと散歩する、テレビを見ながらちょっとした運動をするなど、気軽にできることを続けましょう。
特に朝、もしくは夕方の散歩はおすすめです。気持ちがいいし、足の筋肉の衰えの防止にもなります。
足の筋肉は、健康寿命を延ばす上でかなり重要です。寝たきりになると、様々な部分で負の連鎖が始まります。
物事を続けるためには、『治療を続けるための秘訣』が参考になるので目を通してみてください。
あいうべ体操で口周りの筋肉向上
口周りの筋肉の低下により一度かき始めてしまった大きないびきは、ちょっと運動をしたからといってすぐに治るものではありません。
意識して改善に取り組むことで、少しずつ治っていくものです。
『いびきや睡眠時無呼吸症候群はすぐには治りません』
それは落ちてしまった口周りの筋肉は、そんなすぐにはつかないからです。
口周りの筋肉をつけるには、道具や場所に縛られずにどこでもできる『あいうべ体操』がおすすめです。物を食べる前に舌の動きをスムースにするために、この体操を行っている福祉施設もあります。
市販のいびき対策グッズを使用する
一度落ちてしまった筋肉は、そんなにすぐにはつきません。したがって、大きないびきもすぐには治りません。
しかし友人との旅行のときに大きないびきをかいたり、無呼吸の状態になったりするのは、どうしても恥ずかしいと思う方は多いと思います。
そんな方は、持ち運びも手軽な市販グッズを試してみてください。
「ネルネル」や「ブリーズライト」などのいびき対策に有効なグッズが、たくさん販売されています。
費用は1ヶ月毎日使用したとしても、1000円前後といったところです。
これらのグッズもいびきの原因によって選ぶべきものが変わってきます。『いびきの原因と対策』を参考にして選んでみてください。
口周りの筋肉の衰えによるいびきの場合は、私個人的には『イムニタスマスク』がおすすめです。
基本的には口呼吸を鼻呼吸に誘導するグッズですが、ただ無理やり口を閉じるのではなく、ツボを刺激することでなるべく自然に鼻呼吸に移行させようとするグッズです。
いびきや無呼吸の程度によっては、弱くて効果が見られないと言う声も聞きますが、1個1500円で3ヶ月以上使えるので、1ヶ月あたりのコストが500円ほどです。ダメ元で試して見る価値は十分にあると思います。
その他のグッズについては、『いびき対策グッズの比較』を参考にしてみてください。
まとめ
女性の大きないびきについては、このように女性ホルモンが大きく関わっています。
しかし何度も言いますが、大きないびきや睡眠時無呼吸症候群は気道の閉塞によるものです。
インターネットなどでは様々な情報が飽和していますが、この一番の原因さえ押さえておけば、変ないびき対策などで惑わされることがありません。
自分のいびきの原因は何なのか、その原因を取り除くにはどうすればいいのか。
常にこの考え方で、自分のいびきや無呼吸の対策に取り組んでいきましょう!
いびきや無呼吸で悩んでいるのはあなただけではありません。恥ずかしがらずにいろいろと行動して試してみてください。
ちょっとした行動であっさりと解決することは意外とあるものです。


