睡眠時無呼吸症候群いびきをどの程度治したいと考えていますか?
完全に治したいと思うのは、当然だと思います。問題は「治す」の中身です。この「治す」の中身を混同してしまっている場合がよくありますので、ご注意ください。
対症療法か、原因療法か
対症療法なのか原因療法なのかは、とても重要な部分です。しかし、この重要な部分がとても混同しやすく、あまり意識していない場合も多くあります。
対症療法
表面的な症状の消失あるいは緩和を主目的とする治療法のこと
原因療法(根本療法)
病気の原因を根本的に取除くことを主目的とする治療法
この2つの大きな違いは、原因に着目するかどうかという点にあります。
例えば、風邪をひいたときに風邪薬を飲んで治すのが対症療法。風邪をひいた原因を考え、原因が自分の抵抗力にある場合は体を鍛え、部屋の空調にある場合は温度や湿度設定を整えるのが原因療法になります。
同じ「治す」でも全く違った過程を辿るので、違いをしっかり理解しておくことが重要です。
最初にしっかり目標を決める
睡眠時無呼吸症候群やいびきを治したいと思って行動を始める前に、対症療法と原因療法のどちらを目標とするのかを決めておくことで、損をしない結果に近づきます。
原因を取り除き、今後症状が起こらないようにしたいのに、意識せずに対症療法を選択していた場合、それにかけた時間とお金は全くの無駄になってしまいます。対症療法を長く続けたからといってその先に、原因が取り除かれるいわゆる根治はありません。最低でもこのことはしっかりと頭に入れておいてください。
選んだ療法のメリットとデメリットを認識する
例えば、睡眠時無呼吸症候群やいびきの対症療法として一番有名なのは、CPAP(シーパップ)療法です。このCPAP療法は酸素を強制的に送り込むので、しっかり行えば確実に症状は改善されます。しかし、毎月5000円ほどの出費と通院、旅行時の機器の持ち運び、毎晩の使用と違和感などのデメリットがあります。
一方、私がお勧めしているイムニタスマスクやネルネルなどの市販グッズを使用した療法は、完全な原因療法とまではいえませんが、CPAP療法よりは原因療法よりの治療になります。それは、機械で強制されるものではなく、自分の身体の力を利用する部分が多くあるからです。
メリットは、自分自身の力で症状を軽減できる点と、費用が安くて済むこと、通院などの時間を取られないことがあります。デメリットは、自身の原因にあったグッズを選ぶ必要があること、場合によってはすぐには効果が期待できないことなどです。
自分の睡眠時無呼吸症候群やいびきの程度がどれほどで、将来的にどうなりたいかを考えて、目標と治療方法を選択してください。
※重度の睡眠時無呼吸症候群や中枢性の場合は、CPAP療法でないと命に関わる場合があります。
行動したことに満足しない
対症療法にせよ、原因療法にせよ、何かしら行動に移し、治療法を実践しているとそのことに満足してしまうことがよくあります。私もよくこれだけやっているのだからと、それに満足してしまい本当の目標を見失うことが多いです。でもせっかく治療に乗り出したのですから、「改善」という良い結果まで結びつけたいものです。
軽度の睡眠時無呼吸症候群やいびきの方であれば、市販グッズの使用をしながら、原因によって日常生活の改善や、あいうべ体操などによる口周りの筋肉の強化を続けて、根治を目指すのがよいと思います。
→『治療を続けるための秘訣。』
対症療法と原因療法、自分に合ったものを選択して、一緒に睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療を頑張りましょう。

