睡眠時無呼吸症候群の場合は、睡眠中の酸素供給に問題が生じます。
つまり理論上、睡眠中の血中酸素濃度を調べてみれば、睡眠時無呼吸症候群かどうかが数値として分かるはず。
「自宅で安価で簡単に、睡眠時無呼吸症候群の程度を調べることができないか」と考えているときに思いついた仮説です。
自宅で血液中の酸素濃度を調べることができれば、それは睡眠時無呼吸かどうかを調べられることになるはず。
そこで簡単に血中酸素濃度を調べることができないかと、ちょっと調べてみました。
血中酸素濃度を測る方法
酸素濃度は、そんなに簡単に測ることができるのでしょうか?
インターネットで調べていると、経皮的動脈血酸素飽和濃度(SpO2)という言葉に出会いました。
経皮的動脈血酸素濃度(SpO2)
心臓から全身に血液を送り出す動脈中のヘモグロビンの何%に酸素が結合しているかを、皮膚を通して調べた値。
私たちは呼吸で酸素を取り入れ、肺胞で赤血球に含まれるヘモグロビンと結合させて身体中に運んでいます。
その程度を皮膚を通して調べた値が、経皮的動脈血酸素飽和濃度(SpO2)ということです。病院では、「サチュレーション」などと呼ばれているようです。
この数値はパルスオキシメーターで調べることができます。
パルスオキシメーター
パルスオキシメーター
プローブを指先や耳などに付けて、侵襲せずに脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)をモニターする医療機器。 モニター結果を内蔵メモリーに記録できるものや腕時計のような小型のものもある。(ウィキペディア)
パルスオキシメーターで測れる数値には、次のような目安があるようです。
96%以上・・・正常値
95%未満・・・呼吸不全の疑い
90%未満・・・在宅酸素療法が必要
パルスオキシメーターを安価に手に入れることができれば、自宅で簡単に睡眠時無呼吸の程度を調べることができるということです。
通販でいくらくらいするのか調べてみました。
パルスオキシメーターの種類
調べてみるとパルスオキシメーターは、安いもので6000円くらいから販売していました。
「やった」と思ったのですが、そう簡単にはいきませんでした。
高いものと安いものがあったので、詳しく見ているとパルスオキシメーターには2種類あることに気がつきました。
記録機能があるものとないもの
ネットで購入できるパルスオキシメーターの大半は、記録機能のないものです。
高くても記録できないものもありますが、それは国産かどうか、精度、その他の機能などによります。
8000円くらいの値段で記録機能のあるパルスオキシメーターもありましたが、それは中国産などでや分かりにくそうなソフトとセットになっています。
国産のもので記録機能付のものは、ざっと見たところ10万円以上はするようです。
記録機能がないと意味がない
「血中酸素濃度を測れば、睡眠時無呼吸症候群の程度が分かるのでは?」という私の仮定は、睡眠中の血中酸素濃度の経過を見ることが必要です。
測ったそのときの数値だけでは意味がないし、そもそも睡眠中に自分では測定できません。
自分の睡眠中に誰かに頼んで測ってもらうという方法は可能ですが、無呼吸のときにすぐ数値に変化が出るとは限りません。
つまり「記録機能付のパルスオキシメーター」が必須になります。
しかし記録機能付のパルスオキシメーターは、10万円以上のものか、中国製の使い勝手の悪そうなものの2択です。
私はいかにも使いにくそうなものは購入できません。
そして10万円以上払うのなら、そもそも病院に行って検査してもらった方が安いし確実ということになります。
ここで「自宅で安く手軽に睡眠時無呼吸症候群の程度を調べられるかも」という淡い期待は崩壊しました。
高い山を登った時などに酸欠になることがありますが、このような場合は値が低いです。
同様に睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中もしくは起床時の値が低いです。これは、無呼吸状態が続くことによる酸素不足が起こっているからです。
この経皮的動脈血酸素濃度を調べる機械が、パルスオキシメーターです。
数分間、指をパルスオキシメーターで挟むと、簡単に数値を計ることができます。病院などで使用したことがあるかもしれません。自分の状態を知るために、このような値を調べることは役に立ちます。
まとめ
結局、睡眠時無呼吸症候群の程度を調べるには、病院と関わるしかないようです。
ただ今回いろいろ調べたことで、「アプノモニター検査」という比較的安く睡眠時無呼吸症候群の検査ができる方法を知ることができた。
この検査についても、どうやらいろいろとあるようだが....。また調べてみようと思います。
話は逸れますが、私は山小屋で高山病になり、パルスオキシメーターを使用した経験があります。
記録機能のないパルスオキシメーターなら6000~7000円です。
私のように登山をする人間なら高山病のチェックにも使えるし、普段の健康のバラメーターのチェックにも使えます。
1つ持っていてもいいかもしれません。

